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「かーいちょーさーん!」
走りよる桜井
走り去る城木
どうしたらいいんだ!
「……っ!城木、待て!」
「え、あっ、ちょっ会長さん!?」
俺は迷った末に城木を追うことに決めた。
もしバレて、見つかっても、俺も同罪なんだ
お前一人のせいにはしない
もとあと言えば俺が悪いんだからな
……あ、不審者
「会長さーん!どこ行くんや!?わいも一緒に行くで!」
「来なくていい!」
俺はスピードを上げて追いかけてくる桜井を振り切った。
寮の玄関に着くと、丁度城木が中に入ろうとしていた。
「城木!」
腕を掴むとエレベーターに連れて行き、生徒会専用階のボタンを押した。
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