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「犬のことは俺が何とかする。だから、今日は俺の部屋にいてくれ」
「…かいちょ…」
城木は申し訳なさそうに俯く。
扉が閉まるとエレベーターは上へと上がっていく。
俺はそれを確認してから外に出た。
日多義先生に言うか、理事長に言うか
どうしたものか
とか言ってる場合じゃなかった!
「うわっ!」
城木のことですっかり安心していると不意に伸びてきた影により、引きずり込まれてしまった。
誰っ!?
桜井…じゃないよね!?
「へぇ…アンタが会長か…」
フードを深く被った男はじっくり、舐め回すように僕の体を見つめる。
不快な視線…
「お前か。最近うろうろしているヤツは」
「そうそう。アンタに会いたかったんだよね…やっぱり噂通りの美貌だなぁ…」
「ごちゃごちゃ行ってないでこの学園から去れ」
男はペロリと舌舐めずりをして服の中に手を滑り込ませた。
「っ!何をしてる!」
「見てわかんじゃん…野外プレイだよ。すんげぇコーフンする…」
ひぃ!
誰か、助けてっ!
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