428人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は咳払いをして轟く歓声の中を颯爽と歩いていく。
生徒会専用エリアまであと少し…
「神宮様!!」
小さくて可愛らしい男に呼び止められた。
「何のようだ」
早くしてください…!
と願いながら
あ、いやっ思ってない
願ってない
「あ…あの、明日のご予約は…」
「ない」
「じゃ、じゃあ…僕と…」
「無理だ。明日は忙しい」
そう言うと目の前の男は眉を潜め、やっぱり…と呟き、俺を真っ直ぐ見つめる。
な、なんだ…
.
最初のコメントを投稿しよう!