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これでいいのだろうか。
この選択は間違っていないだろうか。
そんなの、わからない。
「行こう。晋作」
だが今の俺には……。
「ああ。…………じゃあな、輝生」
これが、最良の選択なのだと信じるほかないんだ。
「…見て!へーすけ………」
次第に小さくなる輝生の声。姿。
『晋作!』
嗚呼、俺は―――……。
「晋作…」
振り返って立ち止まる俺を、桂が悲しみを帯びた声音で呼ぶ。
「なぁ、桂……俺ぁ、今でも」
あいつのことが、好きらしい。
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