二章

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「お、可愛いなぁ!ほら、金平糖食べるか?」 「いるいる」 「ほら、全部やる」 桂は金平糖が入ったちっちゃい袋をまるごとくれた。 うん、ええ奴やな。 「よかったね輝生ちゃん」 「ん」 「ああ!そうか!」 なんや?なんかひらめいたんか? 「この女子は稔麿の妹なのだな!」 「……。は?」 「そうかそうか…稔麿ぉ、何故こんな可愛らしい妹がいること隠してたのだ?」 「まぁ可愛いから何かと心配でねぇ」 いやいやほんま止めてくれへんかな!? ほんで稔麿はほんまええ加減にしてくれへんかなぁ!? 「あぁー!」 納得!とでも言うかのように頷く桂。 「あぁーじゃあらへんわ!」 どんだけ勘違いしたら気ぃ済むんや! 「いいじゃない輝生ちゃん」
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