二章

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「…雪舞って、あの奇妙な流儀の事だよな?」 目ぇ合わせへんけど、なんや興味津々っぽい晋作。 まぁ、それに負けとるからな。 「奇妙てなんや!立派な流儀じゃ」 「んなことどうでもいい。詳しく教えろや」 それが人にもの頼む態度かっ! 無駄に偉そうやなぁ…。 まぁ、ええわ。 「正式名雪舞二刀流。私の父上の父上から受け継がれてきたんや」 「……」 「名の通り刀は二本使う。あんたに見せた太刀は全部で十ある」 「そのうち三つはあの時の…。あと七つはどんなのなんだ?」 「教えるわけあらへんやろ」 「はぁ!?なんでだよ!」 「こっちがなんでや。あんたに教える義理はあらへん」 「腹立つ…っ!」  
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