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「なんやと!?」
ああっ!女将さんに角が生えてる!?
「誰が住ませたって飯も食わせたっとう思ってはるんや!もうあんたら出ていけーっ!!」
「うわぁっ!?」
ズシャッ、と。
衿を摘ままれて放り出された。
「いっ、た~…」
てか私なんも言うてへんやん!
悪いの晋作やん!
「うぎゃっ!?」
……晋作は背中蹴飛ばされたらしい。
私の横に倒れこんできた。
「…晋作のせい」
「なんでだよ。てめぇも騒いでたろーが」
「それちゃうやん。いらんこと言うからやん」
「……」
晋作は立ち上がって、勝手に先々歩き出した。
「あ、待ってや」
「さっさと行くぞ。まずは小物屋だ」
まぁ、兎に角。
晋作とっちゅーのがあれやけど。
「楽しみやなぁ!」
「……ああ」
初めての京の町巡りや!
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