始まりの終わり

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そぅ、あの事故が無ければ… 私は、律と帰ってる途中追いかけっこをしたの。そしたら、トラックが私の目の前に来て。 『桜ちゃん!!』 キキ-ド-ン …ピ-ポ-ピ-ポ- 私はトラックにはねなれ死んだ。 …うん、死んだんだけど、なんか律にしか見えない体で戻ってきちゃったの。多分やり残した事でもあるんだと思う。 (病室) 『桜ちゃんごめんね。ごめんね。僕が守ってあげればこんなことには…』 『律君。律君のせいじゃないよ!そんなに泣いてたら桜が悲しむじゃないか』 『おばさん…』 私は母と、律のやりとりを聞いて私は死んだ。この世にはいない存在なのにと… 私は律の家に待ち伏せした。 『きっと驚くだろうな。律』 ガチャ 『ただいま…』 私が死んだから律がこんなになかしんでるんだ。 『…つ。…り…つ…』 『桜ちゃん!どこ桜ちゃん!』 『律、私はここ』 『さ…さく…ら…ちゃん。…桜ちゃん!!』 すると律が少しおびえながらたくさん泣いた。 『律ただいま。心配かけてごめんね。やり残した事があるから、戻ってきちゃった。』 『フフ。おばけの桜ちゃん。たしかに桜ちゃんらしいね』 『律…私の事怖くない?』 『怖くないっていったら嘘になるけど桜ちゃんは桜ちゃんだもん』 私は泣いた死んだ私をみて律が泣いた以上に泣いた。涙が止まらなかった。言葉にだせなかった。 ありがとう。
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