デレとかわいさとワガママと

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「ご飯!ご飯!ご飯!」 先生はそう言いながら箸を一本ずつ両手に持って待ち構えたままだ。 もう先に食ってろよ。 全てを並べ終え俺は先生の向かい側に座る。 すると先生がバンバンとテーブルを叩き始めた。 ……うるさい。 「なんでそっちに座るのよぉ!」 「いや、二つしかソファーないから空いてるソファーに座ったんだけど……」 そこまで俺が言うとむくりと先生は立ち上がる。 そして歩いて…… 「もぉ!」 俺の隣に座った。 「私と君は付き合ってるんだから隣合わせに座るのぉ!!」 「…………」
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