デレとかわいさとワガママと

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「そろそろ突然料理を始めた理由を教えてもらおうか?」 「……えー。」 先生は棒読みの不満声を出す。 不満ってどこがなんだろう? 「まぁ冗談はともかくねぇ……出来ないとマズイと思ったからさぁ。」 「マズイって?」 俺がそう聞くと先生はバツが悪そうに指先をツンツン突く。 「私ってさぁ、魅力がないじゃん?だから君に嫌われないようにしようと思ったんだぁ。」 先生はそう言って俺に顔を向ける。 俺はその顔にデコピンをする。
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