ありがとう

ある満月の日に…

その時だった･･･!

｢何？｣

彼女は俺が見ていることに築いたのかその場で正座してこちらを見て声をかけた。

｢いや、こんな時間にこんな場所で何してるのかって思って･･･｣

って、俺なに聞いてんだ！知り合いでもないのに初めからこれは無いだろ！

｢貴方には、関係ない･･･て言うか貴方誰？｣

｢えっ･･･あっ俺は鈴、小鳥遊 鈴だ｣

｢そう･･･｣

｢うっうん･･･君の名前は？｣

｢どうして貴方に教えなくてはいけないの？｣

そうだよな、俺が名乗ったからってこの子が名乗ってくれるとは限らないよな･･･。

｢でも、貴方だけ名乗って私だけ言わない訳にもいけないわね･･･咲｣

｢咲か、いい名前だね｣

｢そう？････ありがとう｣

そう彼女は気持ちが籠っていないであろうお礼を言った。