我、君を愛す

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・果実  それから、君はボクを見かけると笑いかけてくれるようになった。  ボクも勿論その笑顔に応える、楽しかった朝が今度は幸せな朝に変わって、君との距離はどんどん縮まっている気がしていた。  長い椅子を挟み、沢山の乗客を間に、ボクと君は少しずつ愛情を育んでいた筈なんだ。  それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!それをアイツが!  ねぇ、アイツはなんなの?  ある日から君の隣にはアイツが立っていた。  何で?何で君はそんな楽しそうな顔をするの?  隣にいるべき人物が間違っているよ、本来ならボクがその場所で君の綺麗な髪を撫でていなきゃいけないんだ。  なのに全然知らない奴が君と話をして笑っている。  そいつは邪魔をする悪魔だ、君はただ操られていただけだよね?  ボクのするべき事は、もう一度君を悪から守ることなんだ。
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