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「とりあえず外見からはいるとして、まひる君の好きな髪型は?服は何系が良いのかしら。もういっそ、下着の好みまでぺろっと言っちゃってよ」
「装備を調えても中身が伴わなければ意味はないだろう。見た目は完璧なケーキでも、味が悪ければ見向きもされないよ、ゆい君」
むかっ。
でも真実だから言い返せない。
「だからといって味の良いケーキでも見た目が悪けりゃ見向きもされないわ」
「君は自分の性格が彼に相応しいものだと思っているのか」
「だーかーら!相応しくするために訊きに来てるのよ!」
まったく失礼な奴よね、百歩譲って同じ男子だと認識しても、絶対まひる君には勝てないダメ男よ。
「眼鏡っ子なんてどうかな」
「いきなり眼鏡をかけるようになっても興味は示さないと思われる」
「じゃ、猫耳は?」
「それで学校来る勇気があるならどうぞ」
難しい、難しいわ。
「一つ、方法がないわけでもない」
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