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ガラガラ・・・
『・・・』
「高崎!!また遅刻か!?今何時だと思ってんだ!!」
『?11時30分♪先生時計読めなくなったの?笑』
私は、ちょっと馬鹿にして言った。
「そういう意味じゃない!!・・・ったくもう座りなさい・・・。では・・・
先生は呆れて、授業の続きを始めた。
ちなみに今は、数学の真っ最中だったらしい。
私に注意したのは、数学担当の河嶋先生だ。
割と口煩いけど、嫌いじゃない・・・融通聞くからねん♪
私は、自分の席である窓際の1番後ろの席に座った。
「おっはよ~ん♪美優。今日も遅刻?」
今声をかけてきたのは、佐藤藍。
化粧バッチリで、髪は茶髪。お目めパッチリで、可愛い子だ。
『まぁね♪また起きれなくてさ・・・』って笑顔で答えた。・・・作り笑いなんか慣れたし。
でも・・・きっと・・・
「・・・あんま無理しないでね?話しくらいなら聞くからさ?」
やっぱり、藍にはわかったか。
藍とは一年の時、同じクラスになって以来仲良しだ。何故か、私のちょっとした反応に敏感に気づいてくれる、大事な友達だ。
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