第一章 龍の心 第二章 夕希の心

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 補習授業を受ける様に、霞 夕希先生から、夏木 美都子に、放課後残る様に指示を受けた、龍は、丁度帰宅時間に合わせ教室を出る瞬間だ。                            その時だ! 何処ともなく、一ひらの桜が教室に、舞込んだ。 その、花に依って、龍の心は、穏やかに変容したにも関わらず、つい、ぶっきら棒に言った。                            『え、今からか、俺は、これから、倶楽部活動に行かなければならないのに、夕希、いゃ、霞 先生が、美都にそう言ったのか?』                            俺が、言ったのには、訳が、あった。既に、霞先生には、今月は、顧問の前上から、 龍 キャプテンだから、最後の締めくくりは、きちんとしろ』と言われていた。 間近に迫る、秋期大会が終わる迄は、気を抜くなと 言われた。     美都子は、肯定しなかった。そればかりか、美都子も、久美に聞いて、メッセージしたと言った。
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