🌙上一級祓魔師

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「“蛇を断つ”―…!」 「な、なんでだ…親父の弟子がなんで俺に剣を向けるんだ!?」 「私はヴァチカン本部から上級監察官として密命を受けた。獅郎が死んだあの日――…[藤本獅郎と日本支部長メフィスト・フェレスが共謀し―…十六年前の“青い夜”以降、サタンに<纏わる何か>を隠している可能性あり]。…[それを調査すること]ともう一つ…[もしそれが、サタンに纏わるものと断定できた場合、即時排除を容認する。]というものだ。」 「排除…!」 ……じゃあ俺も 排除されるのだろうか。 …まぁ、させねーけどな。 返り討ちにしてやるぜ。 俺は虚無界側についても 別に構わねぇしな。 …サタンはぶっ倒すけどな。 「私はさっき、お前の青い炎を目の当たりにした。…命令通り排除可能な今、――殺す。」 剣を構え、攻撃体勢になるシュラ …燐は驚いている。 「師匠の不始末を弟子が片付けるってワケだ。」 「殺す!?ま、待てよ!!」 「霧隠流魔剣技―…蛇牙!」 燐を目掛けて攻撃するシュラ。 必死にかわしていく燐。 なんと愉快な光景だろうか。 ここにメフィストがいたなら 高笑いしているだろう。 燐もシュラも心ここにあらずと いう感じだ…。それでも攻撃の 手は止まなかった。
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