Blue Moon🌙

🌙祓魔塾

塾の鍵を使って塾へ行く。
燐は｢便利鍵すげぇよなっ｣とか
言っている…
まぁ、確かにすごいけどな。

俺たちの教室へ向かい
教室に入れば俺達以外の塾生は
全員席に座っていた。
…雪男も教壇に立っていた。
やべ、遅刻かよ。

俺は｢おはよーございます｣と
一言だけ雪男に告げれば
自分の席へとついた。

雪男は、｢はぁ｣と溜め息をついて
キッと俺を睨んできた。

遅れたのは燐のせいだし。
とか思うけど俺が雪男に
任されてたんだから俺が悪いか…

｢なんじゃアイツら。本当にヤル気があるんか。｣

後ろの鶏冠…こほん。
勝呂 竜士が文句を言っている。
｢まぁまぁ｣と宥めている
坊主頭の眼鏡の小柄な奴が
三輪 子猫丸。

｢あいつらホンマに気に食わん。昨日といい、今の遅刻といい。｣

………あいつら？
何？俺も入ってんの？

｢あんな奴が祓魔師になったりしたら、世も末やろな。｣

………祓魔師になったら？
はっ。もう祓魔師だし。
世も末って酷いな。

燐は今にも殴りかかりそうだ。
…めんどくせぇ。

｢燐、いちいち気にすんな。｣

俺は一言だけ燐に告げる。
｢だけどよぉ…｣とか言う燐を俺はシカトする。

雪男はまた大きな溜め息をつく。
雪男…ハゲるぞ。

｢では教科書P20を開いて下さい｣

やっと授業が始まった。