Blue Moon🌙

🌙祓魔塾

やろうとしない俺に
挑発してくる勝呂。
こいつ何か色々めんどくせぇ。

｢何？やればいいわけ？｣

｢当たり前や、何のための授業や。まぁ悪魔が怖くてできんのなら別やけどな。｣

ふん、と鼻で笑う勝呂に
俺はイラッとくる。
どうしようかとネイガウスの方を
見れば頷いていた…。
やれと言うことか。

｢はぁ…。“我に使いし悪魔よ。主(あるじ)の命を従順に受け、いざここに召喚せん”｣

魔法円省略図に血をつけては
パチンと指を鳴らす。
紙より一体の堕天使が召喚された

｢なっ、堕天使やて!?｣

堕ちた天使は悪魔と同じ扱いを
受けるから使い魔にしても対して問題はなかったのだ。

｢わぁ、蒼依君すごいねぇ～!｣

杜山さんが笑顔で話しかけてくる
…勝呂、子猫丸、志摩、燐は
驚いていた。
神木だけは面白くなさそうにして
鐘が鳴れば朴さんと教室から
出ていってしまった。

あー…かったりぃ。
やっと昼休みかよ。
報告書仕上げちまうか。

席に座っては報告書を出して
ペンを走らせていく。

燐がいきなり覗き込んできた…
あ、やべっ。

｢優姫、メシ食いにいこーぜ。どーせなら中庭でよ。んで次の移動いくぞ。｣

｢あぁ、わかった。｣

立ち上がり財布と運動着の入った
袋を持ち燐と教室を出ていく。