Blue Moon🌙

🌙祓魔塾

｢デートで授業いなくなるわ、女とイチャイチャするわ、お前は何のために来とるんや!!俺らをナメとんのか!?｣

｢……授業始まるぜ。｣

しえみの手を引き着替えに行く。
燐は｢待てよっ！｣と言いながら
後ろを走ってついてくる。
勝呂は完全にキレていた。
それを宥める子猫丸と
めんどくさそうにしている志摩。

しえみは俺の手を
しっかりと握っていた。

次の授業は悪魔の動きに
慣れるためにﾘｰﾊﾟｰに
追いかけられる授業だ。

運動着に着替えた俺達は
訓練場へと向かう。
２人１組で実技が行われた。

俺のペアは山田とか言う男。
…こいつ裏がありそうなんだよな
…めんどくさいのは嫌だな。

燐のペアは…勝呂か。
どんまい、頑張れ。

担当講師により授業が始まった。
ﾘｰﾊﾟｰに追いかけられる燐と勝呂…あ、燐が蹴られた。

そして勝呂にﾘｰﾊﾟｰが襲いかかれば担当講師の椿先生が
ﾘｰﾊﾟｰの鎖を引っ張り動きを止め怒り始めた。
勝呂が呼び出された。

｢堪忍な、奥村君。坊はある野望を持っててな、そのために祓魔師になろうとしてはるんや。｣

｢野望？｣

｢せや、サタン倒すっちゅう野望を持ってるんや。｣

子猫丸と志摩が交互に説明する…
｢青い夜｣のことも。
その話に優姫は聞き耳を立てていれば、イライラした勝呂が戻ってきた。

♪～♪～♪～

またケータイが鳴る。
今回は俺ではない。
勝呂がさらにイライラし始めた。

｢誰やほんまに!!｣

｢もしもし、…子猫ちゃぁ～ん！なになに？今すぐ行くからねーっ！｣

…犯人は椿先生だった。
みんなは呆然としていた。
｢あとは自習！｣とか言って
椿先生は何処かに行ってしまう。
……あいつクビにしようか。