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「だから、返事 聞かせて?」
「ホントに、私で良いの?」
「バーカ 当たり前じゃん。…」
「ホントに私で/////」
守に抱き寄せられ、私の小さな体がスッポリと彼の腕の中に収まった。
すると…
「世界一、いや 宇宙一愛してる。
矢沢真梨さん?結婚して下さい。」
もう迷いは、無い。
「橘 守さん。私と結婚して下さい。世界一、いや 宇宙一 愛しています。」
そして、優しくキスをした。
すると…
「「「ヒューヒュー」」」
「お二人さん。こんな所で、見せ付けんなよ。」
「おめでとう。」
「真梨?良かったね。」
「どどどど、どうして 皆んなが居るのよ…?」
「だから、言ったろう?皆んなが、俺たちの証人だって…」(笑)
「あんた、まさか…」
「まだ、マイク入ってるから…」(笑)
「バカバカバカ?? 守のバカ?」
彼からのプロポーズは、全校生徒を巻き込んで、とんだハプニングに終わったけど、でも生涯 忘れる事は、無いでしょう。
そして、その後二人で校長室へ謝罪に行った。
言うまでも無いが、校長先生以外の先生方には、こっぴどく叱られた。
二人の処分は?
校長先生の特別な計らいで、翌日 反省文を書かされた程度で、済む事に成った。
「君達には、ご両親が居ます。先ずは これからの事を相談し無いとダメですよ。
結婚と言う物は、人生の中でも一番の大イベントです。
若い君達には、想像もつかない苦難や出来事が有る物です。お互いの愛情だけでは、解決出来ない事も有るでしょう。」
「はい。」
「両親にも、分かって貰えるよう頑張ります。」
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