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「会社の先輩…
それより、調子悪いって大丈夫なの?」
そう言うと、私のおでこに、手を当てた。
「最近 気になる事があって、夜 眠れて無いから…」
「店で何か、あったの?」
すれ違いの生活をしているから、私が悩んでいる事にも気付かない守…
結局、自分の気持ちも吐き出せずに、ただイライラするだけ…
意気地が無い自分に、嫌気がさす。
「言いたく無いなら、別に良いけど…
早く、シャワーを浴びて寝なよ。…」
そう言うと、振り向きもせず寝室へ、行った。
シャワーを済ませ、リビングに戻ると、テーブルの上に放りっぱなしの守の携帯…
私は、守が寝たのを確認し彼の携帯を開いた。
どうしても、電話の相手が気になったから…
発着信の履歴を見ると…
10時50分に、【奈々(ナナ)】私の知らない女の名前から着信…
私が帰宅する15分前だった。
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