はじめに…

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守が、着替えを済ませ寝室を覗いた。 「真梨?ユックリ寝てろよ…」 「...............。」 「あっ? そうだ。今夜 晩飯いいから…」 「どおして?」 「…帰り、遅く成る。」 「…………。」 「行って来る。」 ガシャン… もしかして、昨日の電話相手と、デート? だから、遅くなるの? ドアの閉まる音が、いつ迄も私の耳から離れずにいた。 彼の温もりを感じるベットの中で、声を立てて泣いた。
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