チョコレート

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「…少し寝た方がいいと思って…。」 「えっ?」 「…最近ちゃんと寝てないだろ…?」   …やっぱりバレてたか…。 俺は図星をつかれて唖然とする。   「…大輝…?」 「あっあぁ…すみません。」   ベッドに亮さんを下ろして二人でベッドの中に入る。   「はいどーぞ。」   腕を出すと亮さんは嬉しそうな顔をして黙って頭をのせる。   「…寝ろ…。」 「亮さんが隣にいるのに寝るなんてもったいなくて嫌です。」   気を使ってくれるのは凄く嬉しいが、せっかく亮さんが隣にいるのに寝たら亮さんが暇になってしまう。   「…言う事聞け…。」  あらら、怒らせちゃったかな? 表情は変わってないけど声が怒ってる。 俺は亮さんの長い髪を指に絡めながら苦笑いする。   「怒んないで下さい。寝るより亮さんとイチャイチャしてたいんですよ。」   頬にキスをすると亮さんの顔がピンクに染まる。   「…バカ…。」
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