チョコレート

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「バカでいいですよ。」   ははっ、思わず笑ってしまう。 本当にこの人は可愛いな…。 もう何年も一緒にいるしキス以上の事もしてるのに頬にキスしただけで頬の色が変わるなんて…。   「可愛い…。」 「…何が…?」 「亮さんが。」 「…やっぱお前寝ろ…。」   眉間に皺を寄せる亮さん。   「なんでですか?」 「…俺が可愛いなんておかしい…早く寝ろ…。」 「亮さんは世界で一番可愛いです。」   例え否定されても俺は常にそう思っているから仕方ない。 亮さん程可愛い人なんかいるもんか!! 亮さんは顔を先程より赤くして俺を見る。   「…わかったからいい加減寝ろ…。」 「だから「寝たら…起きた時にキスしてやる…。」 「えっ?」   本当に…? よし、寝よう。 亮さんからのキスなんて…嬉しすぎる。 早く寝よう。   「おやすみなさい。」 「…ん…いい子…。」   素直に言う事をきいたら頭を撫でてくれた。 だからお返しに亮さんの唇を舐める。
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