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「キスしたら抑えられる自信ないんで…。起きた時にキス、忘れないで下さいよ?」
「…うん…///」
亮さんをギュッと抱きしめて目を閉じるとシャンプーのいい匂いがした。
亮さんの頭に鼻を近づける。
…疲れが溜まっているせいか亮さんが隣にいるからか俺はすぐに眠りに堕ちた。
それからどれくらい時間が経ったのだろうか…。
目が覚めて外を見たら太陽は沈んでいてもう真っ暗だった。
「やば…寝過ぎた。すみません、亮さ…あれ?」
体を起こし横を見るといるはずの亮さんがそこにはいなかった。
「亮さん?」
ベッドから降りてリビングへと向かう。
…あれ?なんか甘い匂いがする。
亮さんは料理が全く出来ない。
なのにリビングから甘い匂いがする。
俺は不思議に思いながらもリビングのドアを開ける。
「…何これ。」
テーブルの上にはマシュマロや果物に溶かしたチョコが塗ってある物や、板チョコが山のようにあった。
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