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「お前たちのシャレで後輩たちに迷惑をかけるな!」
「むっ、それは誤解だガルっち。
授業はちゃんとしたぞ。
みんなよくわかったようだ」
「ほぅ……。たしか今日は魔法とその根源についてだったな?
では、本当に理解しているのかお前の後輩たちに質問しよう。
それで答えられなかった場合は……ゼロ!
貴様に地獄を見せてやるからな!」
ゼロ以外の生徒はガルシアの言葉に恐怖するが、当のゼロはどうぞどうぞと両手で勧める。
それに苛立ちながら、ガルシアは次々と1年生たちに質問していく。
『魔法の方程式について』
正解。
『詠唱破棄について』
正解。
『魔力の根源について』
正解。
『魔道具について』
正解。
ガルシアの問いに全員が正解を答え、ゼロは淡々としているが勝ち誇ったように言った。
「どうだガルっち。
毎年1限かけて説明するのを、10分足らずできっちり教えているだろう」
ゼロの言葉に、ガルシアは悔しそうに顔を歪める。
「……たしかに、それは認めるしかないようだ。
だが!
お前たちは自分の授業をサボったことに変わりはない!
その授業の内容を、レポートに8千字以上1万字以内にまとめて明日の放課後までに提出だ!」
ガルシアはビシッとゼロを指差す。
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