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「なんで賞金もらわなかったんだ?
それどころか、かなりの額払ってただろ?」
アレスが尋ねると、カレルはニカッと笑った。
「美味い店が潰れたり、
『もう来ないでください』
とか言われたら嫌だろ?」
「先輩たちはアイギスでもそうしてるんですよ」
アイナがニコニコ笑ってそう言うと、カタリナがニヤッと笑って頷いた。
「だから先輩たちと大食いやってる店に食事に行くと、わたしたちは支払いなしで食べられるんだよ」
2人の言葉にステラが感心したように言った。
「先輩たち良心的ですね。
でも食費大丈夫なんですか?」
ステラの質問にゼロが頷いて答えた。
「大丈夫だ。グルメマップの件で割引してくれるし、他にも裏で色々稼いでいる」
ゼロが当然といった様子でさらっと言うと、アレスとステラは何で稼いでいるのか聞くのが怖くて、乾いた笑いをこぼした。
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