学内最強決定戦決勝

9/30
69913人が本棚に入れています
本棚に追加
/689ページ
すると、ガルシアが大きく頷いて言った。 「今日の決勝だが、……カレルとゼロも出ることになった」 「「「「はぁ!?」」」」 ガルシアの言葉に4人は目を丸くする。 「ちょっと待ってよ! 2人は敗者復活戦に勝てば本選出場なんでしょ!?」 カタリナがそう尋ねると、ガルシアが咳ばらいをして答えた。 「その敗者復活戦だが、希望者がいなかった。 やつらの実力ならそのまま決定でもよかったんだが、軍の方々から2人の戦いを見たいと要請があってな。 それで、つい30分ほど前に、カレルたちには特例だが、2人組で参加してもらうことになった。 あいつらのリーダーはカレルだ」 「……カレル先輩たちとやり合うのか」 アレスが顔をしかめてそう呟くと、ガルシアは大きく頷く。 突然の予期していなかった事態に、動揺を隠せなかった。 そんな4人を見て、ガルシアがおもむろに尋ねた。 「……去年、やつらのチームが本選で優勝したのは知っているな?」 その問いにアレスとステラ、アイナが頷く。 そんな中で、カタリナだけはガルシアの言いたいことを理解したようで、ハッとしていた。 その様子を見て、ガルシアは肩をすくめて言った。 「……カタリナはワシの言いたいことが分かったようだな。 ワシは他のパーティーにも連絡に行かねばならないから、後はカタリナに聞いてくれ」 そう言ってガルシアは控室を出ていった。
/689ページ

最初のコメントを投稿しよう!