第一章

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「か、カワイイ」 対応した店員さんは、僕好みの女性だった。 僕はあまりの美しさに見惚れていた。 「お客さま、どうかされましたか?」 コンビニの店員さんは、不思議そうな眼差しで僕に声を掛けた。 「あっ、いえ…」 内気な僕は店員さんに気持ちを伝えられずにいた。 「300円になります」 僕は財布から300円を取り出すと店員さんに差し出した。 「レシートのお返しです」 僕は店員さんからレシートを受け取ると店を出た。 「ありがとうございました」 優しく見送ってくれた店員さんのことが忘れられずに僕は店の外からずっと店員さんを見ていた。
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