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突如窓から現れたのは
ピンク色の髪をしたツインテールの女だった
いや、女というよりは女の子という方がしっくりくるだろう
小柄で身長は145程度だと思われる、一目見れば、普通の人なら犯罪者になりかねないほどの愛らしい顔つきだが
その容姿とは正反対な服はとてもシビアだった
それほどない胸を強調させて、胸元を開き、下半身は短いスカート、ツインテールにカチューシャをつけていて全身黒と白が綺麗に並列にならんでいる
所々見える肌はとても綺麗な小麦色だった
「って、そんな事考えてる場合じゃねぇ!お前誰だ!」
「むっ…初めましての人に挨拶もなしにお前呼ばわりはないぞよ若者よ」
「ツッコミ所満載な返しがきたー!!!つか、一番気になるのは若者発言だよ!!お前の方が明らかに若いだろうがよ!」
「フン、人を見た目で判断するなとお爺さんに言われなかったのか?」
「いやまず爺さんには言われないから」
少女?は桂のことをじっと見ながら言葉を連ねてくる
「まぁよい、とにかくあがるぞ」
「まて!」
何を思ったのか、勝手に上がり込もうとする少女?を、桂は制止する
「なぜじゃ!そなたはわらわにこのままここから落ちて足を骨折し、そこを誰かに見られ、変な人呼ばわりされ、天津さえ、骨折した足を引きずりながら、無様に逃走しろと?」
「いや別にそういう訳じゃ……つか考えすぎだろ」
「ならばよかろう、上がるぞ」
「馬鹿!それとこれとは違う!」
必死に少女?のことを止める桂
「貴様……今わらわに何といった………馬鹿………と申したな…」
「なんだよ」
少し後退りをする桂
「女王をなめるなよ……」
「はっ?って、なんだよこれ……」
突如、少女?の周りに黒いものが蠢いた
「謝れ……さもなくば……殺す」
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