運命の出会い

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それからは、まだ自己主張しない恭介を私が勝手におんぶ等したりしながら歩き、ある程度まで行くとそこからは“音速移動”で走ってギルドに行った。 「ったく、帰ってきたかと思ったら服はボロボロ、子どもは連れてるからびっくりしたじゃないか」 「あはは、ごめんごめん葵【あおい】。 私の息子で恭介だよっ!」 私は葵に恭介を紹介し、事情を話したら協力すると言ってくれた。 早速何か行動するのか、屈み込み恭介の目線に合わせた。 「恭介だったな? お前と同い年で私の娘がいる。 よかったら一緒に遊ぶか? というか子どもなら遊べ」 そう言うなり葵は、恭介を担いで自分の家に行くと、ギルド隊員に言ってギルドから出て―― ――現在は葵の家にいる。 (葵ってやっぱり男らしいね。 まぁ本人に言ったら怒られるから言わないけど) 「今から紅葉呼んで来るから待っていろ」
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