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「すごい! すごいよ恭介!! 今はまだ不安定だけど、能力を使いこなせるようになったら強くなるよ!」
音音は嬉しさのあまり恭介に抱き着き、ほお擦りをした。
恭介は恭介でこんなことをされたのは初めてで、どう反応していいか分からなかったが、嫌ではないらしく顔は困惑気味の笑顔だった。
音音は恭介を離し、目の高さを合わせてから言った。
「恭介、私とパートナーを組もう! そしたら私達はギルド最強コンビだって……ううん、世界最強にだってなれるよ!!」
音音は言い終わってから恭介に手を差し出した。
恭介はその手を、小さい手なりに強く握った。
「……っ。 これから二人で頑張っていこうね!」
音音は恭介が初めて手を遠慮がちでなく、力強く握ってくれたことに感動したあと、とびっきりの笑顔を恭介に向けた。
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