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「……へぇ~、風を纏って鎧のようなのを作ったのね。発想はいいけど、少し出すのが遅かったね……って恭介!?」
音音が振り向くと、恭介は全身血だらけになり倒れていた。
「………………また負けたのか」
「目覚めの一言がそれならまだ元気ね」
恭介は自分が布団に寝ていてたのを確認して呟き、それを見た音音は安堵半分、呆れ半分といったかんじだった。
「…………ごめん!! やりすぎた!!」
「いや、それはいいけど……最後なにやったの?」
「あー……最後のやつは拳に音の膜を張って、相手を殴ったときにその音を相手に流して内部破壊するって技だよ」
「そんな怖い技俺に使うなよ!? っていたっ!」
「だからごめんってばーー!!」
恭介は涙目で音音を睨み、音音は涙目で謝っていた。
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