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「そこまでは納得できたけど……なんでそれで場所を絞れるの?」
音夜は手で額を押さえ、溜め息をついた。
(なんで納得できたのに分からないんだ? 紅葉ってこんなに物分かり悪かったか?)
「派手で尚且つ注目を浴びやすい場所となれば、そこらの村や町じゃなくて三大神町のどれかを襲うだろう。三大神町の発電所が襲撃となれば大々的に報道されるからな」
音夜の説明を聞いて紅葉は理解したが、疑問が生じた。
「でも三大神町どうしは遠いし、三大神町のどれが狙われるか分からないと守るのは難しくない?」
「あぁそれはな――――」
学園が終わり、音夜は先程紅葉に話したことを葵に話すため、ギルドに向かったが隊員から虹の方に居ると聞き、虹に向かった。
「葵、話しがある」
「音夜か、どうした?」
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