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白雪姫
森の小人達は家事をしてくれと、白雪姫に言いました。
「夕飯がいるのね?」
白雪姫はにっこりと笑って、白魚のような手をパンパンと叩きました。
「料理長!」
小人達は小屋に料理長はいないと説明します。
掃除を頼もうとすると、また白雪姫は手を叩きました。
「女官長!」
目を丸まると見張って、小人達は姫を見つめます。
まずは家事を教える事から、始めなければいけません。
王家の姫に最初から家事ができるはずがない。
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