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白雪姫2
『1番美しいのは、森で小人と暮らす白雪姫。』
殺したはずの白雪姫。
鏡の言葉を聞き、王妃は怒りをあらわにしました。
『次は公爵令嬢。』
鏡の意外な言葉。
「公爵令嬢?いきなり何を言い出すの。」
鏡は説明を始めました。
『年頃になって、そばかすが薄れました。素は良い娘ですから。』
他にも殺さないと1番にはなれない様子。
『次は伯爵夫人。結婚して女性らしくなりましたね。』
鏡はさらに続けます。
『粉屋の次女。男爵未亡人…。』
白雪姫にかまけている間に、国の娘達は美しく成長していたのです。
王妃は諦めて部屋に閉じこもり、出てこなくなりました。
その頃、白雪姫は親切なお婆さんに、貰った林檎を喉に詰まらせていました。
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