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『クジってさ、今日だよね?』
えっ?!今日?
『嘘!!!今日?』
『ちょっと美邑、またHR中ぼんやりしてたんでしょ。』
呆れながら琴那は笑う。
確かにぼんやりしてた。
だってさ、琴那のことずっと考えてたんだもん。
上野くんとのこととかさ。
『琴那のせいだもん。』
そんな可愛くないことばっかり言う美邑の心なんて琴那にはやっぱりお見通しみたいで。
『はいはい。心配ありがと。』
そんなこといいながら美邑の頭を撫でる。
琴那みたいな人が彼氏だったらなーなんて思う。
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