273人が本棚に入れています
本棚に追加
/104ページ
「早いですね…と誠邪?」
最初に声を掛けたのは久坂だ
誠邪は名を呼ばれ肩を大きく揺らした
「さっきそこで会ったんだ!!」
稔麿は誠邪を自分の前に出した
誠邪は嫌々と頭を横に振りながら稔麿にくっついたが無理やり前に出されてしまった
誠邪は優しいし甘えん坊だが大の人見知りだ
晋作や小五郎ならまだ良いが久坂が居る
誠邪は久坂が大の苦手だ
「誠邪!!久しぶりだなぁ」
晋作は誠邪に抱き着いた
そんな晋作に稔麿を思い切り晋作の足を踏んだ
「うぎゃっ!!」
変な声が晋作からしたが皆無視だ
稔麿は晋作の事を無視して誠邪の方を見た
「ねぇ~誠邪,誠邪って喋ってしまったんだよね~?計画の事」
皆誠邪を見た
不穏な空気が部屋を包む
「ごめ…なさい」
誠邪の怯え掠れた声が響くように聞こえる
最初のコメントを投稿しよう!