おいおい、転生とか冗談じゃねえよ

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俺の名前は谷内康介(たにうち こうすけ)、歳は22、今年、晴れて就職が決まった大学卒業生。 だから、俺は今幸せの絶頂になっている。 バブルが崩壊し、会社が倒産していくなか、俺は自分の望む職業につくことができたのだ。 今の俺の心境は、期待と不安に満ちている。 俺はこれからどうなるのだろうか、とても不安で仕方ない、 「本当に、夢じゃねえーんだなあ……」 何回も頬をつねった、それはもう腫れるくらいに、 いまこの気持ちを叫びたい!そう考えていると、 「危ない!」 そんな声が聞こえた。 同時に、道路の方からキイイイィィィ!! という不吉な音が聞こえてくる。 この音は、車がスリップした音、 俺がそっちを向いた時には、もうすでにトラックが目の前に迫っていて、 もちろん、それを避けることもできなくて、 そのまま、俺の意識はブラックアウトした。
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