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特殊なものなどなにもない普通のごくありふれた教室。だが、今日、いま、この瞬間だけは少し違っていた。
それは教壇に立っているのが、担任のじいさんじゃなく、明らかに小学生くらいの子供が立っているということ。
それ次第は別に――こんなところに何しにきたんだろ?――程度の感情しか抱かない。
だが、問題はその子供の本質だ。それはあまりにも異常で異質だった。
次の瞬間、子供の発した言葉は教室を――いや、世界中を包む大きなうねりとなって――。
「えー、テメェ等にはリアル命を賭けた愉快なデスゲームに参加してもらいま~す」
ガバッ
俺は目覚めた。―――またあの夢だ。
――もうこれで何度目だ?いつからだろうかもう数えるのもやめた。
相変わらず手は汗でびっちょりしている。
気持ち悪い――。
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