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クイーン「・・・奏?」
『・・・クイーン・・・?』
キング「奏!?起きたかオイッ!?」
ジャック「落ち着きなさいキング。奏お嬢様、大丈夫ですか?」
色々とドタバタしていたらしく、
家具が所々ずれている。
でもそうじゃない。
今伝えるべきことは――・・・
『ねぇ皆、覚悟して聞いてくれる?』
クイーン・ジャック・キング「「・・・はい。」」
それから全て話した。
私がみた夢のこと
ジョーカーのこと
3人は時々驚いた表情を見せたが、
何も言わずに聞いてくれた。
『・・・どう?』
3人は黙り込んでいる。
やっぱり、変だよねこんなの・・・
ついたため息を遮るようにキングは立ち上がった。
キング「・・・よーするに、そのジョーカーをぶっ飛ばすのは駄目ってことか?」
『わ、分かんないけど多分そうだと思う・・・』
キングはまた考え込んだ。
そして今度はジャックが声をあげた。
ジャック「そしてそのジョーカーとは今日またここに来る、と・・・」
『・・・うん。』
クイーン「・・・ならさ、今度は会って話してみたら?」
『え・・・』
クイーンは少し真剣な表情で意外な提案をしてきた。
話す・・・
場所はまた図書室だろう。
だから会うことは難しくない・・・
ジャック「いやそれは奏様が危険すぎる・・・!」
『・・・いや、私が行く。』
ジャック・キング・クイーン「・・・!!」
そう、決めた。
私がジョーカーと会う。
そして―――
全てを終わらせる。
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