2.悪夢という名の日常

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俺の唇と裸男の唇が触れる寸前… 「せい!!」 ガゴッ 「ヘブッ!」 俺は裸体男の腹を蹴った。 俺は場の空気に流されないのだ!! にしても、危なくファーストキスをとられるとこだった。 「いてて…やるじゃん先輩、ますますその唇食いたくなった。」 そう言いながら裸体男は、無駄に色気を出して近づいてきた。 「だから近づくな!!俺の口を食おうとするな!!それにお前に食われるくらいなら匠に食われた方がましだ!!」 「本当だな?」 「へ?」 さっきのは言葉の文で、 しかも、身知らずのこいつに比べたらまだまっしという意味で言ったつもりだったのに。 グイッ いつの間にかに起きていた匠は俺の腕を引っ張ると、頬に自らの唇を押し付けた。 「なっ!?」 ・
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