2.悪夢という名の日常

11/17
前へ
/22ページ
次へ
裂はいきなりの事で顔が真っ赤になった。 「か~わい、もっとした…」 匠がなにか呟いていたが、裂はそれを無視して 匠の体が空中に浮くくらい殴り飛ばした。 ドサッ、と音を立てて匠は床に落下した。 「な、な、な、なにするんだよ、このクソ変態ホモ野郎!!!!」 裂が耳まで真っ赤にして怒鳴ると、 パシャ、パシャ!! 不意に後ろから機械音がした。 裂はすっかり自分の同室者のことを忘れていた。 ゆっくり後ろを振り返ると、 そこには幼なじみであり、親友の栗原亮二(クリハラリョウジ)がいた。 こいつは… 「ナイス絡み&いいショット!! もう最高だよ裂!! そこの一年君もどんどんキスやらナニやらして押し倒してぇー!!! そしてそこに匠も入って3人で○○して☆☆して××××を△△△△しちゃってぇー!! そしてそれを僕がこの一眼レフで撮って撮って撮りまくって、売って売って売りまくるからぁ!! あっ安心していいよ!! 僕用はもちろん!君たちの分の写真&ビデオをつくっておくからぁ!! さぁ!! どんどんやっておしまい!!★★」 ………………………… 一瞬にして冷めた空気。 ・
/22ページ

最初のコメントを投稿しよう!

214人が本棚に入れています
本棚に追加