2.悪夢という名の日常

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「とりあえず…今日は確実遅刻だ。だから学校休むことにしよう。」 「それってただのサボ…」 ゴギャ…!! 匠が何かを言おうとしていたので、俺は己の持てる全力をもってすぐ近くの壁を笑顔で殴った。 「なにか?」 「イエ、ナニモアリマセン」 まぁ、仕方がないだろう どの道筋肉痛だから行きたくなかったし、ちょうどいい。 …だって筋肉痛なのに全力で走るとか無理 でも捕まったらナニされっかわかんねぇし… と、なって結局は保健室に逃げ込んでただろうしな。 …さてと。 「暇だな…何をしよう。」 「裂…一緒に寝直そうぜ?」 「お前と寝たら寝るだけじゃすまなそうだな、丁重にお断りする。」 「裂ぅ~裂ぅ~僕と一緒に寝よぅ?」 「キモイからヤダ」 さて、………「寝よう」 「俺とか!?」 「1人で」 …あ、匠が端っこでモヤシ栽培してる………と思いきやナメコだった。 どっちでもいいがやるなら自分家でやれ。
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