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中学受験の前の日、僕にはこの鉛筆があるから
中学受験なんて勉強しなくて大丈夫
そう思っていた
ふとあの鉛筆を拾った時のことを考えた
『1000問目の答えを書き込んだ時点であなたは死にます』
いま、何問解いたのかな…
あの時の恐怖心はまだ心の中に残っていた
この鉛筆ならわかるのかなと近くにあった広告の裏に
あの鉛筆を持ち
『この問題は何問目?』と念じた
するといつものように手が勝手に動きだし
『999問目』と書いた…
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