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「もうすぐ12月だね~」
只今、白龍の倉庫に。
「X'masかあ。紅ちゃん、どうするの?」
「どうするって何が?」
X'masなんて今まで暴走だったから何も考えてない。
「何ってプレゼントだよ。プ・レ・ゼ・ン・ト!悠くんに何あげるの?」
「プレゼント!?」
プレゼント交換?
「悩め悩め。彼氏がいない私よりはマシでしょ」
由季がほっぺたを膨らませる。
「だから、隆平が「聞こえなーい」
いいと思うんだけどな。
「私の周りは皆カップルだらけじゃん!」
「でもX'masも暴走するんだよね?」
私の言葉に皆固まる。
(由季と愛子以外も)
「え?これ禁句?」
「X'masに暴走なんて独り身だけやればいいのに」
愛子がぼそっと恐ろしい言葉を。
「いやいや、独り身に失礼ですぜ奥さん」
「由季おかしいから(笑)暴走で結局会えるじゃん」
「もー。紅ちゃんはX'masくらい暴走抜きでふたりきりで会いたくないの!?」
愛子が力説する。
「だって、いつも一緒にいるし…、暴走好きだし…。」
「それでも!X'masはふたりきりで過ごすもんなの!」
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