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ミイナ達の下から飛び立った私は今、
大空を悠々と飛んでいる。
ユウキ《あぁ、空を飛ぶのってこんなに気持ちいいんだね。》
これからもちょくちょくドラゴンになって飛ぼう。
その後も2時間ほど空の旅を楽しんだ。
ユウキ《んぅ~、今日はこれくらいにして
帰ろう。》
そう言うと近くに人がいなくて私が降りられそうな
場所を探し、見つけるとそこに降り立った。
ユウキ《え~と確か人に戻るには…。》
人に戻る方法と思うと頭の中にその方法が浮かんだ。
えっと…封印って思うだけで良いのか。
"封印"
するとドラゴンになった時のように体が光り、
その光が収まると人に戻っていた。
ユウキ「じゃぁ、帰ろうかな。」
グレイ《闇帝聞こえるか?》
私が帰ろうとするとパパから念話がきた。
パパが私の事を闇帝って呼ぶという事は
ギルド関係なのかな?
ユウキ《聞こえるよ。》
グレイ《今から緊急の帝会議を始めるから
会議室に来てほしい。》
ユウキ《わかった。》
念話が切れると私は無属性魔法のボックスを
発動して中から闇帝の時用のコートと手袋に
ブーツを取り出す。
このボックスという魔法は異空間を作る魔法だが、
詠唱はなく、『ボックス』と唱えるだけで良いが、
上級並みに魔力コントロールが難しい。
今私がやったように無詠唱だと最上級並みだ。
しかし、異空間には物をいくらでもしまえ、
更に中では時間が止まっている為とても便利だ。
で素早く着替え、脱いだ靴をボックスにしまう。
さて、緊急って言ってたからな。
直接会議室に行こうかな。
そう思い、私は右手を前にかざす。
するとかざした先で闇が出現した。
これは闇の回○と呼ばれ、闇の力でできた
世界を繋ぐ通路。
闇の○廊とは以前話した鍵の武器を使って戦う
主人公のゲームで闇の力を操る者が自分の意志で
どこにでも開く事ができる移動手段である。
私はそれをお馴染みの創造魔法で再現したのだ。
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