学園は波乱の日々?前編

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狐「いいから契約するのじゃ。」 ユウキ「えぇ~!?なんでそんなに契約したがるの?」 狐「それはじゃな、暇だったからじゃ。」 ユウキ「帰ります。」 狐「ちょっと待つのじゃ!!」 契約したがる理由を聞いて呆れた私は 九尾とは反対方向を向いて帰ろうとしたが 九尾に先回りされ、帰られなかった。 ユウキ「なに?」   狐「儂と契約すると皆に自慢出来るぞ? なんたって神じゃからな。」 ユウキ「そんな自慢したくないから。 私はドラゴンが良かったって言ってるでしょ。」   しつこくて段々イライラしてきちゃったよ。 狐「むむ、まだ契約したがらないのか…しかたないのじゃ。 儂と契約してくれたらモフモフするのを特別に 許可するぞ?」 ユウキ「モフモフ?」 狐「うむ、あまりされたくないのじゃが、 儂の尻尾はフワフワで気持ちいいぞ?」 そう良いなら九尾は尻尾を揺らす。 尻尾を見てみると確かにフワフワしていて 気持ち良さそう。 ユウキ「先に触るのは?」 狐「触るのは契約してからじゃ。」 む、触るには契約しなきゃダメなのか。 はぁ、しかたないか。 契約しないと帰れそうにないしね。 ユウキ「分かったよ、契約しよ。 契約方法は?」 狐「む、やっと契約する気になったのじゃな? 契約方法は儂に魔力を流すだけでよい。」 ユウキ「分かったよ。」 私は言われた通り、右手で九尾に触り…あ、体毛も フワフワで気持ちいい…じゃなかった。 魔力を九尾に流した。
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