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一方その頃、リビングにはまだグレイとミレイがいた。
グレイ「なぁ、ユウキの事どう思う?」
ミレイ「ユウキちゃん?う~ん、普通に可愛い
女の子だと思うけど。」
グレイ「何か隠し事をしていると思うんだよ。」
ミレイ「あら、あなたは自分達の娘を疑っているのかしら?
それに女の子なんですもん。
秘密の1つや2つくらいあるわよ。」
グレイ「別に疑ってるわけじゃないんだ。
ただ、自分の名前以外を忘れてしまったにしては
落ち着きすぎている気がするんだ。」
ミレイ「確かにそうね。
でも私達にはそれを無理に聞く権利は無いわ。
いずれ、あの娘が言うのを待ちましょ。
それに今は私達に娘ができた喜びだけを
感じてましょ?」
グレイ「はは、確かにそうだな。
今はそれだけ感じてれば良いな。」
その日、リビングには夜遅くまで二人の
幸せそうな笑い声が響いた。
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