新たな出会いと修行

2/34
2112人が本棚に入れています
本棚に追加
/317ページ
ユウキ「だぁ、遅い!!」 全く、約束の時間を30分も遅れるなんて 何を考えてるんだ!! 俺は今、玄関でパパを待っている。 どうして待っているかというと‥‥ ユウキ&グレイ「御馳走様でした。」 ミレイ「お粗末様でした。」 ふぅ、今日もママの料理は美味しいな。 グレイ「今日はユウキは暇か?」 ユウキ「うん、暇だよ。 というかここがどこだかもわからないから 出掛けられないんだどね。」 グレイ「なら今日は俺と出かけるぞ。」 ユウキ「パパと?うん、良いよ。 でもどこに?」 グレイ「内緒だ。」 内緒って‥‥別に教えてくれても良いのでは? ミレイ「なら私はユウキちゃんのお部屋の改造と 服を買っておくわ。」 ユウキ「ママ?服を買うなら私も行かないと サイズがわからないんじゃない?」 ミレイ「ユウキちゃのサイズなんて既に把握しているに 決まってるじゃない。」 ‥‥何それ。 凄い怖いんだけど。 グレイ「まっ、その話は置いといて9時に 玄関に集合な。」 で今にいたる。 あ、因みに今の服装は白のワンピースだ。 これはママのお古で何故だかサイズがピッタリだから着ている。 あと勿論だが、下着も女物を着ている。 自分の裸を見たときみたいに何の抵抗もなく 着れた時はビックリした。 グレイ「すまん、遅くなった。」 俺が考え事をしているとやっとパパが来た。 ユウキ「遅い!!」 グレイ「ゴメン、ゴメン。さて、ここから転移で行くから 俺の腕に掴まってくれ。」 ユウキ「転移って?」 グレイ「まぁいいから早く掴まれ。」 そう言われ、気になるが渋々腕に掴まった。 グレイ「掴まったな。じゃぁ行くぞ? 『転移』」 パパがそう唱えると目の前が真っ白になった。
/317ページ

最初のコメントを投稿しよう!